金属片やむなし

君の影を踏みに。

記憶

理不尽なぞなぞ。

「パンはパンでも食べられないパンは残飯だけど今からお前をフライパンで殴りますね」

Twitterでは「〜けど今からお前を◯す」って書いたんだけど、「◯す」はちょっと強すぎるな、と思ったのでついでにもう一段理不尽さを足してみました。どうでしょう。

理不尽なぞなぞ2。

「上は洪水、下は大火事。……自力でがんばれ❤️」

理不尽ですなあ。

これまだまだ掘れそうなので、また思いついたら書きます。

ってかさ、従姉妹の娘が「なぞなぞハンドブック」からなぞなぞを出題して「なーんだ?」「(考えて)……◯◯?」「次のもんだーい!」って正解を教えてくれないなぞなぞを延々と続けるの、すげえ理不尽です。

同僚の人が辞めました。

とても優秀な技術者でしたが、マネジメントをやりたい、と。今の会社じゃ実現できないので他へ移るというお話で。

思えば彼には数かぎりない嘘をついてきました。素直な性格でおれの言うことをいちいち信じる、ですが嘘ばかり吐いていたらだんだん疑うようになってきて、本当のことを言っても苦笑いを浮かべて「あー、そうなんですねー」とニコニコしているのがとても楽しかった。

1年くらいネタばらしをしなかったこととかもありました。1年寝かせた嘘をネタばらしするときの快感ったらないです。「……えっ!」なんて呆然とする彼の顔をおれは忘れないでしょう。

今日が最終出社日だったので挨拶をしました。

「さっき理不尽なぞなぞってのを思いついたんですけど」

「ハイ」

「パンはパンでも食べられないパンは残飯だけど今からお前をフライパンで殴りますね」

「たまらなく理不尽ですねw」

「お世話になりました。また雑な嘘を吐かれたくなったらいつでもご連絡ください」

「そっか、ぐるぐるさんには騙されっぱなしだったことありますもんね」

おれは彼の中で嘘つきキャラであっただろうと思うので、最後までそうあるようにしました。

新天地でのご活躍をお祈りいたしております。

……まだバラしてないのがあるって言ったらどうします?

Colours

さすがにブログのトップにド下ネタのエントリが表示されてるのもどうかと思うので何か書きたいのだけどとくに書くようなことも浮かばないのでとりあえず勢いだけで書いてみようとおもう。

誤解してほしくないのだが、おれは元々下ネタを書くような人間ではない(真顔で)。どちらかというとブラックジョークとかホラーがかったコメディとか、そっち方面を好んで書いていた。

それがなぜこんな下ネタだらけのブログになってしまったのか。それはブラックジョークを封印したからだ。

ブラックな笑いというのは同質性が担保されていないと成立しない、というのは先のシャルリー・エブドの例を引かずともご理解いただけよう。もっと言うならば、ある程度無邪気でいられないとできないのだ。おれは色々な立場の人がいることを知りすぎてしまって、もうブラックジョークはやれない。おれは大人になってしまったのだ。

昨今、ポリティカルコレクトネスが叫ばれる機会が増えてきた。ちょっとでもうかつなことを言うとSJW(Social Justice Warrior)から手斧が飛んでくる。おれはこの風潮を健全だとは思っていない。なぜならSJWの手斧はマウンティング欲求の発露であることがままあるからである。正しさで人を殴る人たちを、おれは信用しない。

おれがブラックジョークを封印したのは、断じてポリコレに配慮してのことではない。ただいろんな人の顔が浮かぶようになったからだ。世界がなだらかなグラデーションを描いていることを知ってしまったからだ。だからもうおれはオリジナルの✖️✖️✖️✖️✖️スタンプを作ったりしないし、✖️✖️✖️✖️の✖️✖️✖️を書いたりしない。ましてや✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️なんて書けるはずもない。

おれは大人になってしまったのだ。他人の痛みを知る大人になってしまった。

……そう、気がつけばうんこの話を書く大人に。

括約筋のケアレスミスみたいなやつに名前を付けたい


はてななんぞやってると「漏らした」増田ばかり見かける。しかしたまに「それはちょっとどうなの?」と思うことがあるので一石を投じたい。

我慢を重ねて極限状態になることがあるだろう。
「ちょっと行きたいかも。でもここウォシュレットないからなー」から始まり(この時点で明らかに判断を間違えている)、「あれ、ヤバいかも。この先にコンビニあったよな」だんだん嫌な汗が浮かんでくる。「あと少し、あと少しだから」と自分を励ましながら少し変な歩き方でようやっとたどり着いたセブン、トイレの扉がない。「当店ではトイレはお貸ししておりません」の貼り紙。ちゃんと返すから貸してくれませんか?
……まだだ! まだ戦える! 脳内コンビニマップを検索、「近くて便利セブンイレブン」この時ほどセブンの集中出店戦略をありがたく感じたことはない。捨てるセブンあれば拾うセブンあり。普段は意識することのない腸が蠕動しているのを実感しながら次のセブンを目指す。1メートルが10メートルほどに感じられ、視界に次のセブンが入ってきたときは「希望を捨てないぞ!」という強い感情が湧いた。無人島に漂着した人が船影を見つけたときってこうなんだろう。
脂汗をダラダラと流しながらヒョコヒョコと奇妙な格好で歩き、「あとちょっと、あとちょっとだから」と念仏のように唱える。ようやっと入店、ここはトイレ貸してくれるよね、と祈るように視線を壁に這わせる。あった! トイレだ! 僕らの希望だ!
しかし入り口からトイレまでが長い。1メートルが20メートルほどに感じられ、それに変な歩き方を店員さんに見られるのも恥ずかしい。しかしあとちょっとなのだ、あとちょっと我慢すれば漏らさなくて済むのだ! ほら、あと3メートル……。

赤い。赤いあかいあかい。ドアノブの下が赤い。一瞬崩れ落ちそうになる。頭の中でベートーベンの「運命」が高らかに鳴り始める。ベタだろうがなんだろうがそうなんだからしかたがない。「掴んだ理性を絶対に離すな!」そうだ理性だ、判断をしなければ。トイレが使用中の場合、出てくるまでの時間が読めない。ここは撤退か、しかし次のコンビニまで持ちそうにない。しかし待ちきれなかったら、ここで、コンビニの中で醜態を晒すことになる。でも待つしかない、神よ!

……幸いそれほど待たされることなくドアが開いた。こっちはもう足踏みしたり顔を真っ青にしたりで爆発寸前である。ここで気を抜いてはいけない、張りつめた気はゴール寸前で緩むものだ。ゴールしなければこれまでの苦労は水泡と帰してしまう。
「あとちょっと!」ドアを開け、便座の蓋を開ける。「あとちょっと!」ベルトを緩め、パンツを下ろす。「あとちょっと!」理性と肉体のギリギリのせめぎ合い、爆発寸前の格納容器はもうメルトダウン寸前!(我慢しすぎて言語感覚まで狂ってきている)そして便座に尻が触れたか否かのタイミングでの放便!

……やった、なんとか勝った!

あまりにも辛い戦いであった、だが勝った。おれは勝利したのだ!
……圧倒的な安堵感と達成感。おれは許されたのだ、人間としての尊厳を守りきった。やり遂げた自分を褒めてあげたい。というか褒めましょう。こんなときくらい自分を褒めなくていつ褒めるんです?

これがですね、この圧倒的なこれがですね、「漏らした」ときにはこのまんまのパワーで襲い掛かってくるんですよ。さっきまでのは「漏らさなかった世界」でのお話なんです。


……圧倒的な敗北感。人格の否定、尊厳の否定。普段さんざえらそうなこと言ってるくせに漏らしちゃうんだもんな。人間なんて一皮むけばこんなもんですよ。だらしねえ。

でも同時に奇妙な安堵感もあるんです。「もう戦わなくていいんだ」って。
……おれは戦争を知らないけど、戦争に負けるってきっとこういうことなんです。おれはフィギュアを知らないけど、引退を決意した浅田真央選手もきっとこんな気持ちだったはずです。今のおれは浅田選手みたいにみんなに勇気をあげられてるはずなんです。

たまに「おならだと思ったのに」みたいなのを「漏らした」って言う人がいますが、そんな括約筋のケアレスミスみたいなものを「漏らした」だなんて言ってほしくない。「漏らす」ことができるのは戦い抜いた者だけなんです。必死で努力と研鑽を重ね、戦ってたたかってたたかった、その結果「漏らす」んです。たまたまトリプルアクセル跳べたからって浅田選手と比べるなんていくらなんでも失礼じゃないですか!

漏らしたことのない者は幸いである。
しかし人間には、何かを諦めなければいけない瞬間がある。両手で抱えられる以上のものを持つことはできないのだから、何かひとつを選んだときには、何かひとつを諦めて手放す。これを繰り返して人はおとなになっていく。諦めて手放したときの小さな胸の痛みは、やがてかさぶたになって君の心を強くしていく。

漏らしたことのない者は幸いである。
しかし待ってほしい、君はおくびょうなだけではないか? 戦うことを恐れ、正面から向き合うことから逃げてはいないか。どこか人生を達観した気になって、冷めたフリをしてごまかしていないか。アホロートルのように幼生のまま成長してしまったことを後悔していないか。ちょっとでも気を抜くと心が熱い戦いを求めて暴れだそうとするのを、無理に抑えこんでいるのではないか。本当は「自分だって戦える」って叫びたいんだ!


……君の括約に期待している。


※ うんこの話です。
※ 「放便」って造語のつもりだったのですが、本来はトイレ以外の場所でするという意味らしいです。
※ 浅田選手には全力で謝罪します。本当にごめんなさい。

※ 「ケアレスミスみたいなやつ」、「ひやかす」ではどうか。「うんこひやかした」。どうか。

バラバラバラ

来訪中国人観光客が増えて、中国語を耳にする機会が多くなった。っつーか街を歩いてると中国語ばかり聞こえてくる。こんだけ聞いてたらそろそろ中国語を理解できるようになってもおかしくなさそうなのだが、なぜか理解できない。なぜなのか。もしかしてスピードラーニングって嘘なんですか(棒

文章書くのたのしいですか、と言われるとそんなに楽しくはないです。どちらかと言うと苦行に近いのですが、読んでいただけると励みになります。

人を騙す文章を書いていきたいんです。お前らはおれに騙されればいいです。わかりづらいネタを、できるだけわかりやすく書いてるつもりです。木を隠すならモリモリがんばっていきましょう。

エントリのタイトルって適当に付けてます。こないだ「two tails」ってタイトルで書きましたが、エントリの内容から「似ている」➡︎「2テイル」➡︎「two tails」というダジャレです。それくらいフワフワしてます。

ちょっとだけ素直になってみました。これからもお前らを騙すテキストを書いていこうと思います。付き合ってくれるとうれしい。

数字苦手なんだけどね

昨日のは酔って書いたので詰めが甘い。ざっくり10000人に1人がアイドル、という数字まで出したけど、もうちょっと。ドルオタが人類の1%だと仮定すると、アイドル1人あたり100人のオタクがつくことになる。矢野経済研究所の発表によれば1人のドルオタが年間に消費するのは平均8万円とのことなので、事務所に5割持ってかれるとしてアイドルの年収は400万円ということになる。これはあくまでも平均値なのだけど、なかなか現実的な数字じゃないか。アイドルに限らずワナビ系の職業はピンキリなので収入には莫大な差があることに注意が必要なのだけど、「年収400万」って妙なリアリティがないか。月収33万、わあ生ぐさい!!

っていうかこの数字がどこまで妥当であるかはともかく、何がすごいって「人類の1%はドルオタ」と適当にぶち上げた数字がそこまで外してないっぽいことだ。これ本来なら逆に計算して辻褄あわせるタイプの数字だぞ(信頼できない話者)。

それにしても1%か。群衆に向かって100回石を投げたら1回はドルオタにぶつかる計算だけど腕が疲れるからやめておいたほうがいい。っていうか人に石を投げてはいけない。そんなことをしたらおそらくなんらかの罪で捕まる。石を投げたつもりが人生を投げ出すことになるぞ。それを100回もだなんて、弁護士も匙を投げるに違いない。

ちなみに「100回石を投げたら1回はドルオタにぶつかる計算」って嘘だかんね。完全確率だから100回投げたときに1回以上ドルオタにぶつかる確率は約64%、嘘だと思うなら実際にやってみればいい。

あなたがたのうち罪のないものだけが石を投げなさい。

Number of the Beast

最近の高校生はクラスに2、3人の地下アイドルがいて学年に1人くらいアイドルがいる、というのをどこかで読んだ、ということを書いたのだけど、じゃあ実数ってどれくらいなの? ってのを計算してみた。

公の情報から、東京における高校の総クラス数は414(島嶼部、郡部を除く)。これに2.5をかけると約1000人のアイドルが東京にいることになる。これ高校生だけのハナシね。実際には小中学生も大学生もそれをオーバーした人たちもいるだろうから、補正しなきゃいけないんだけど。

東京都民1300万人に対して1000人のアイドル。約0.008%。ざっくり10000人に1人がアイドル。うーんこの。

計算しておいてなんだが、これ全然わかんない。東京の区市エリアが実感として掴めない。元々のクラス38人中2、3人がアイドル、ってほうが感覚的に掴みやすいよね。

酔ってるのでたぶん計算間違えてるとこあると思う。

……ってか男性アイドルの地下とかないのか。

two tails

新幹線を見ていたら。

北海道新幹線スペシャルサイト
http://hokkaido-shinkansen.com/

 

これまでも「最近の新幹線はとんがってて武器っぽいなぁ」とか思ってたんだけど……。

 

これだ!
レディシェーバー LD350 | 製品情報 | 株式会社テスコム

 

グリップ~スイッチ部分が実に新幹線っぽい。

 

他にも新幹線っぽいものが散見される。
http://bit.ly/2npBw4u

http://bit.ly/2nve4ER

 

これはもう「新幹線=女性用シェーバー」と断言してもいいんじゃないか。「お肌にやさしい新幹線ランキング」とか作ったら間違いなくバズるぞ。やったーーー!

 

……あ、新幹線って外部電源だからお風呂で使えないじゃん。梅雨明けてないじゃないですか! やだーーー!