金属片やむなし

君の影を踏みに。

Noisy Summer

インテリジェント・デザイン」という考え方がある。これは進化論を認めず、この宇宙や生命のシステムは「偉大なる知性」によってデザインされたものとする説である。
ものすごくざっくり言うと、「ゾウの鼻って長すぎ、っていうか鼻でものを掴むとかありえなくね? 進化したってんなら鼻が伸びかけの動物がいなきゃおかしいじゃん」「それは知性あるなにか(神)がデザインしたからだよ」こうである。

しかしながらこのインテリジェント・デザインはまやかしである。別段おれが否定しなくても「空飛ぶスパゲティ・モンスター教団」などが有効な反論をしているし、コンピュータシミュレーションを見れば生命が進化の過程において多様性を獲得してきたことは腹の底から納得できると思う。まあそこにダメ押しをしておこうかな、と。

……もし神が創造したものであるならば、セミにはボリューム調整つまみがついているはずである。
もしおれが神だったら絶対にボリューム調節できるようにする。背中のあたりにつまみ付けときゃいいだけなんだから簡単だろう。そんなことすらしないってんなら何のための神だ。あいつらミンミンうるさすぎるだろ!

こちらからは以上です