金属片やむなし

君の影を踏みに。

PPAP

今さら感がすごいのですが、PPAPについて。
先日この話をしたところ、「1本記事書けるじゃん」と言われまして。じゃあ書こうかな、と。

Pen Pinapple Apple Penって、アクセントであるPの位置がこの曲と一緒なんですね。

これ。
https://www.youtube.com/watch?v=LPEV_b5pbDk

猫踏んじゃった」もしくは「Shave and a haircut, two bits」。古くからコメディやコントのオチを示すのに使われてきた曲です。多少オチが弱くても、「ハイここ笑うとこですよー!」という明確なしるしを示すことで観客は安心して笑うことができる。
さすがに今じゃこういうのはなくなりましたが、そういう牧歌的な時代があったんです。

今の笑いはもっと複雑化しています。みんな賢くなっちゃって、「ちょっとやそっとじゃ笑わねえぞ」と構えて見てしまう。おれも割とそういうところがあります。

「PPAPの何が面白いのかわからない」という声を良く聞きます。正直おれも「おもしろいの?」と訊かれるとわからない。でも「楽しい?」ならYESと言い切れる。単純にリズミカルな破裂音って楽しいじゃん。

PPAPの爆発的な流行って、そういう構えたスタンスに対しての「力抜けよ、楽しもうぜ」ってメッセージなのかな、と思います。

……という訳でおれはこれからも「制約が強い」と「性欲が強い」って両立するっつーか相乗効果あるよね、みたいな文章を書いていこうと思うのです。(ハイここ笑うとこですよ)