金属片やむなし

君の影を踏みに。

それとこれとの魔法

iPhoneで使っているBTキーボードが不調だ。いくつかのキーが反応しない。折りたたみ式なのでヒンジ部分での接触不良を起こしているのだろう、と両手で印を組み、物理魔法を掛けてみた。つまりこう、グイッとやってみたわけだ。
おれの魔法の腕もまんざらではないようで、無事動くようになった。この魔法のコツは「動くまでひねる」という圧倒的物理力である。ミシミシいっても気にしない。なぜならおれは魔法使いだから。

とは言えこの魔法も繰り返すうちに耐性が付くらしく、なかなか反応が悪くなってきた。
思えばこのブログをはじめたのもこのキーボードを買ったからだし、このブログをはじめるためにこのキーボードを買った。切っても切り離せない。ワイヤレスだけど。

っていうかBTキーボードってすごくないか。知らない人が見たら、「すごい! 線が繋がってないのに入力してる! 魔法みたい!」と驚くに違いない。いや驚くならスマホのほうに驚け。時代設定がおかしい。

という訳でBTキーボードをポチった。今日はおれの生誕祭なのでこれくらいはいいだろう。自分へのごほうびだ。
それからおれの生誕祭には豚を殺して生き血を飲む、という風習があるので、みなさまにおかれましては是非とも実行していただきたい。おれは飲まないけどな。

……君に魔法をかけてあげる(物理で)。