金属片やむなし

君の影を踏みに。

Who Killed Cock Robin

「コンデジ」とは何の略か。 正解は「コンパクトデジタルカメラ」である。しかしながらこの略しかたはマズい。なんせ「カメラ」要素がない。それにもう塩銀カメラは主流の座を追われて久しく、「カメラ ≒ デジタルカメラ」となった。実際に「コンパクトデジ…

What you preach

「女言葉」ってあるだろう。 映画翻訳の台詞などで使われがちな、語尾が「〜だわ」「〜よね」「〜なのよ」みたいになるアレだ。「そんな言葉遣いの女なんて見たことがない」などと揶揄されることが多い。 戦後山の手のお嬢様言葉が元になっている、という研…

君の名は2

お久しぶりのお目汚しでございます。ポケモンGOに忙殺されておりブログの更新ができませんでした(真顔)。 気がつけばポケGOのアップデートでドードーの出現頻度がぐっと減り、リリース当初の「これってポケモンGOじゃなくてドードーGOなんじゃね?」という…

ゾゾーム。

酷い虐待を受けた。 自己の排泄物を提出させられ、腕に針を刺して血液を採取され、胸部に放射線を照射され、身体中に電極を貼られた。アルカリ土類金属と発泡剤を無理やり喉に流し込まれ、言われるがままに様々な体位をとるよう強要され、肋骨をこれでもかと…

完壁な餃子の焼きかた

ブログというのはライフハックとか書くものらしいので、おれも倣ってみよう。 題して「完壁な餃子の焼きかた」だ。言っておくがマジ記事である。いつものようにふざけた要素はひとつもない。純粋に餃子の焼きかたを追求した記事である。おれだって真面目なこ…

ハリーポッターと俺

ヘンゼルとグレーテルという童話がある。 口減しのために山に棄てられた幼い兄妹が魔女の作ったお菓子の家に釣られて捕まってネズミの尻尾がどうこうしてるうちに魔女を竃で焼き殺すという話だ。兄妹は魔女の貯め込んでいた財宝を持ち帰ったというが、自分た…

金属片やむなし

「金属片やむなし」でググるとこのブログがトップに表示されるようになった。SEO対策など何もしていないのにトップだ。ただ「金属片やむなし」で検索するのは世界でもおれ一人しかいないだろうから特段どうだという話ではない。よかったらみなさんもおググり…

Meet the Meat

学生のころ闇鍋をやったところ参加者全員が肉を持ってきたことがある。若さってそういうことだ。 ちなみに野菜のない鍋はわりと地獄である。しゃぶしゃぶの食べ放題で肉ばかり頼む奴はいない。だんだん皆の顔が青白くなり、発する言葉が減っていく。地獄では…

最適化ってこういうことじゃね?

おそらく空間把握能力が決定的に欠如している。 3Dモデリングをやってみようかな、と手を出したことがある。3分で挫折した。徹頭徹尾、とにもかくにもわからない。 中学のころだったか、授業で彫刻をやった。立方体を削っていくのだが、おれが作ったのは「角…

Atomic Camera

写真を撮るのが好きで、毎日のように大きな一眼レフをぶら下げて歩いている。 カメラにそれなりの存在感があるため、見知らぬ人から話しかけられることもある。「お兄さん写真やるんだ」ええ、下手の横好きですけどたのしいですよ。「1枚撮ってよ」え、あ、…

Hello World!

この文章を読んでくれている人、こんにちは。 インターネットが高度な分散性を拡張していくのを目の当たりにして、おれはこの文章が1000年先の誰かに読まれる可能性があることを確信した。我々に「忘れられる権利」など存在しない、一度ネットに上げたデータ…

Chreey Bomb

コンビニで1リットル紙パックのお茶を買ったら「ストローお付けしますねー」とか言うから「お願いしまーす」って返したんだけど自席について袋あけたらストローじゃなく割り箸が入っておりました。いや確かに樹木も水吸い上げるけど。確かにおれ嘘つきでピノ…

Pasta! Pasta! Pasta!

週末の午後、小洒落たカフェでアロマの薫るコーヒーを飲みながらこれを書いている(荻窪のベローチェを小洒落ていると仮定した場合)。目に入るのは日曜日に身の置きどころがなさそうな老人ばかり。 (日本国内において)パスタを食べるときにスプーンを使う…

アポロ

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう アポロ11号は月に行ったっていうのに 人類はいつまでサラダをフォークで食べ続けるのか。もう2016年だ、先日バラク・オバマ米大統領が広島に訪問するという歴史的なできごともあった。なのに人類は未だにあの先の…

カレー味の猫

もう何年も前に今は亡きLAWSONストア100に吸収合併されたショップ99の店内で流れていたテーマソングが脳内再生されてうわうぜえ、他の曲にしよう、と脳内ライブラリからランダム再生したらニトリのテーマで限りなく目が虚ろになっております。「似たもの検索…

Black Cat

中野に「黒猫」というメイドカフェ的な店がある。プライバシーに配慮して一部磨りガラスだが、ガラス張りの店なのでそういかがわしいものではないようだ。 その店の前に、コーヒーの美味さをアピールする看板が立っていた。如何にこだわっているかが事細かに…

泥舟から逃げるように。

とある喫茶店の傍で「期限が近づいてしまったので」と手書きのポップと共に某社製「上乗せドリップコーヒー」1箱100杯分を1000円で売られていた。ハハハこの正直者め。 今日はちょっと暗い話になる。なぜなら今のおれが暗い気分だからだ。 久しぶりにlivetun…

Cast a spell on me

ゲームとかで「攻撃魔法」ってあるだろう。その括りはどうなの? と思うのだ。 たとえば雷を落とす魔法、現実にあったら絶対に人に向けたらダメって法律ができているはずだろう。相手を毒状態にする魔法、魔法じゃなくても毒物を飲ませるのは犯罪だ。逆に言…

河童も木から落ちる

前回、諺をテーマにブログを書こうとして見事に失敗した。 敗因はおよそ諺というものが古すぎて時代に即していないためであろう。おれは悪くない。 そこで今回は現代の諺をつくってみようと思う。 近年最も我々のライフスタイルに影響を与えたイノベーション…

猿の川流れ

バカがひくものの代名詞と言えば「夏のソリ」だ。本来あれは犬ゾリと言って犬がひくものだ。しかも夏だから雪がない、いくら引いても動きゃしない。そんなもん引っ張ってウンウンいってるのはバカとしか言いようがないだろう。 ほんとうにソリを引いてるひと…

slide

袖口の緩いシャツを着ていて、左腕を捲ったところツツツ、と肘まで剥けた。ふむ、と右腕でも同じように捲ってみたが途中で引っかかる。そうか、人間とはアシンメトリにできているのだな、としみじみ感じた。 ……などと書くと何やら含蓄のあることっぽいが、実…

夢見るころを過ぎても

どうにもズボンのチャックが開いていることが多い。朝にチャックを閉めぬまま家を出て、夕方になるまで気づかないことすらある。 だいたいの場合において股間はシャツで隠れていて衆目に晒されることはない。よしんば何かの拍子に見えたところで見えるのは下…

ゴールデンウィークの黄昏

酒場のカウンターでブログを書いていたら、隣のおっさんがすごい食いついてきた。めっちゃ画面みてる。書きかけのブログ読まれてる。読者の少ないこのブログが熱心に見られてる! よくわかんないけど何かのチャンス! このブログは基本的にアホなことしか書…

啓蒙趣味

いいかげん駅で待ち合わせる風習ってやめませんか。 なんのことかと言うと、JR新宿駅の東口を出たあたりで「きゃー久しぶりー!」みたいのとか南改札を出たあたりで「きゃー久しぶりー!」とか池袋駅東口ならびに西口の階段登ったあたりで「きゃー久しぶりー…

読むだけ無駄

じつは昨日のエントリもキーボードを忘れたためフリック入力で書いた。あれもしかして本当にキーボードいらないんじゃね、なんてことは言ってはいけない。それを聞いたキーボードというよりおれが拗ねる。おれが拗ねると面倒だぞ。 「あとで読む」ってあるだ…

歌丸師引退表明に捧ぐ

こんなブログですが読んでくださるかたがいくらかいらっしゃるようで、誠にありがたいことでごさいます。なんせ基本的に飲んだ時しか書かないという酔っ払いの文章でございまして、そもそも素面だと公開を躊躇するたぐいのものでございます。しかしながら書…

履歴書手書き問題

ってあるだろう。履歴書は手書きで書くべし、ワープロは熱意が感じられないとかいうアレだ。 曰く「書き文字から人間性が見える」……お前はエスパーか。どんだけ美輪明宏なんだよ。お前の履歴書は紫か。(美輪明宏センセイ、冗談抜きで尊敬申し上げております…

「じゃあお茶でいいですってなんだよ、お茶はお前のおもちゃじゃない!」

タイトルに意味はない。と思ったけど「お茶」と「おもちゃ」てちょっとかかってるじゃねぇか。 「ゾンビブーム」ってしょっちゅう聞く。最近だと「アイアムアヒーロー」「東京喰種」「がっこうぐらし!」あたりが流行りどころか。っていうかゾンビブームじゃ…

正義と和解せよ

正義とは厄介なものである。 ……ちょっと待ておれ、ものすごく面倒な話をしようとしてないか? これ正面から書いたら2万字あっても足りないぞ? 書き切れるのか?……オーケー、とりあえず書く。書きながら考えよう、それがおれのジャスティス。 確かに正義とは…

内なる声とエディタ戦争

わりと温厚な人間を自認しているのだけど、生きている限りイラッとすることもあるのは避けられない。 たとえば道を歩いているとき、進路をふさぐように横並びでノロノロ歩いている人たち。混雑した駅の階段で、進行方向を逆に歩いてくる人たち。そういったも…