金属片やむなし

君の影を踏みに。

2016-01-01から1年間の記事一覧

増触

アイドルが増えている。 2年ほど前に秋葉原に行ったら、客引きのメイドさんに混じって「本日ライブがありまーす! 来てくださいね!」と路上で声掛けをしているアイドルたちがいた。ライブがあったら勝手にファンが集まってくるのが「アイドル」じゃないのか…

PPAP

今さら感がすごいのですが、PPAPについて。 先日この話をしたところ、「1本記事書けるじゃん」と言われまして。じゃあ書こうかな、と。 Pen Pinapple Apple Penって、アクセントであるPの位置がこの曲と一緒なんですね。 これ。 https://www.youtube.com/wat…

「この世界の片隅に」をリピートしてきた

これだけネットで評判になっているのだから今さら俺が書くようなことはない。なのだけどこの映画はもっと観られていいはずで、もうちょっと賑やかしたいのだ。昔から「枯れ木も山の賑わい」と言うではないか。誰が枯れ木だ。 感想を書く気もない。何を書いて…

もみじの頃

新宿サブナードを歩いていたところ、サンタ風のドレスばかりがずらりと並んだ一角があった。ドレスというかコスチュームというか、とにかく赤と白を基調とした衣装を着たマネキンが10体ほど肩を寄せている。 「なんだこれは?」 意味がわからない。 そもそも…

ニンゲンのアライ

料理の話をしよう。 とてもとても新鮮な、それこそ生きたままの羊をオーブンに入れます。温度は22度、付け合せに干し草も入れましょう。それと新鮮な水を欠かしてはなりません。 じっくりと加熱します。1週間かけて、24度まで加熱しましょう。その間に減った…

小器用な猫

先日商店街を歩いていたところ、道ゆくおねえさんがすれ違いざまに足をもつれさせたのか、突然しなだれかかるように抱きついてきた。おれは驚きながらも肩を入れて彼女の体を支え、「大丈夫ですか?」と紳士的に訊いたのだが、混乱しているのだろう、おれの…

瞳孔が横に開くアレ

都内某所を歩いていたら「メェー」と聞こえてきた。おれは「ヤギの泣き真似をしている奇人がいますね」と思い、声の方向に目を向けると本物のヤギがいてすこし混乱してしまった。 おれの日常では生のヤギを見ることが少ない。せいぜい動物園に行ったときに見…

うっかり更新

なかなか読んでもらえない時代になったのだなぁ、と。 昔、個人サイトをやっていた。若い方には「個人サイト」と言われてもピンとこないだろう。しばらく前で言うところの「オウンドメディア」の個人版だ。おれが企画を立てて記事を書いて、おれが絵を描いて…

R18

今日はアダルトなことを書く。なので18歳未満のひとはここで読むのをやめて、ママのおっぱいでも吸っててください(直球の下ネタ)。ここからはオトナのおはなしです。あ、高木さんはマリファナでも吸っててください(直球の時事ネタ)。 http://togetter.co…

柘榴の味

はじめてちゃんとWindowsタブレットを触った。工場出荷状態からのアップデートの嵐、しかもデフォルトで画面がロックされているので縦向きで起動するとアップデートすらできないなどのトラップを仏が苦虫を噛み潰したような顔でやり過ごし、なんとか「普通に…

こういうの。

遅筆につきこんなブログでも1本書くのに(推敲含めて)1時間くらいかかる。1時間というのはそれなりの時間で、もしおれが時速100キロで走っていたら100キロ移動したことになる。東京から4号線を北上したとするとだいたい宇都宮のあたりだ。餃子が食える。 し…

Digging my grave

訳あって地方テレビ局のCMを浴びるように見ている(ナショナルクライアントのものを除く)。ローカルCMはキー局のそれと比べて、全国展開しにくい産業のものが多い。もしかしたらこれはグローバルライゼーションの進む世界をサバイブしていくヒントになるの…

Twitterに投げるにゃちょっと長い小ネタ。 会社のビル、共用部分のトイレに張り紙。「スケルトン解体工事のため使用禁止」とあった。「スケルトン解体」ってなんだろう、とググったところ 「建物構造体以外の全てを解体し、床・壁・天井・配線・給排水機・吸…

Noisy Summer

「インテリジェント・デザイン」という考え方がある。これは進化論を認めず、この宇宙や生命のシステムは「偉大なる知性」によってデザインされたものとする説である。 ものすごくざっくり言うと、「ゾウの鼻って長すぎ、っていうか鼻でものを掴むとかありえ…

Who Killed Cock Robin

「コンデジ」とは何の略か。 正解は「コンパクトデジタルカメラ」である。しかしながらこの略しかたはマズい。なんせ「カメラ」要素がない。それにもう塩銀カメラは主流の座を追われて久しく、「カメラ ≒ デジタルカメラ」となった。実際に「コンパクトデジ…

What you preach

「女言葉」ってあるだろう。 映画翻訳の台詞などで使われがちな、語尾が「〜だわ」「〜よね」「〜なのよ」みたいになるアレだ。「そんな言葉遣いの女なんて見たことがない」などと揶揄されることが多い。 戦後山の手のお嬢様言葉が元になっている、という研…

君の名は2

お久しぶりのお目汚しでございます。ポケモンGOに忙殺されておりブログの更新ができませんでした(真顔)。 気がつけばポケGOのアップデートでドードーの出現頻度がぐっと減り、リリース当初の「これってポケモンGOじゃなくてドードーGOなんじゃね?」という…

ゾゾーム。

酷い虐待を受けた。 自己の排泄物を提出させられ、腕に針を刺して血液を採取され、胸部に放射線を照射され、身体中に電極を貼られた。アルカリ土類金属と発泡剤を無理やり喉に流し込まれ、言われるがままに様々な体位をとるよう強要され、肋骨をこれでもかと…

完壁な餃子の焼きかた

ブログというのはライフハックとか書くものらしいので、おれも倣ってみよう。 題して「完壁な餃子の焼きかた」だ。言っておくがマジ記事である。いつものようにふざけた要素はひとつもない。純粋に餃子の焼きかたを追求した記事である。おれだって真面目なこ…

ハリーポッターと俺

ヘンゼルとグレーテルという童話がある。 口減しのために山に棄てられた幼い兄妹が魔女の作ったお菓子の家に釣られて捕まってネズミの尻尾がどうこうしてるうちに魔女を竃で焼き殺すという話だ。兄妹は魔女の貯め込んでいた財宝を持ち帰ったというが、自分た…

金属片やむなし

「金属片やむなし」でググるとこのブログがトップに表示されるようになった。SEO対策など何もしていないのにトップだ。ただ「金属片やむなし」で検索するのは世界でもおれ一人しかいないだろうから特段どうだという話ではない。よかったらみなさんもおググり…

Meet the Meat

学生のころ闇鍋をやったところ参加者全員が肉を持ってきたことがある。若さってそういうことだ。 ちなみに野菜のない鍋はわりと地獄である。しゃぶしゃぶの食べ放題で肉ばかり頼む奴はいない。だんだん皆の顔が青白くなり、発する言葉が減っていく。地獄では…

最適化ってこういうことじゃね?

おそらく空間把握能力が決定的に欠如している。 3Dモデリングをやってみようかな、と手を出したことがある。3分で挫折した。徹頭徹尾、とにもかくにもわからない。 中学のころだったか、授業で彫刻をやった。立方体を削っていくのだが、おれが作ったのは「角…

Atomic Camera

写真を撮るのが好きで、毎日のように大きな一眼レフをぶら下げて歩いている。 カメラにそれなりの存在感があるため、見知らぬ人から話しかけられることもある。「お兄さん写真やるんだ」ええ、下手の横好きですけどたのしいですよ。「1枚撮ってよ」え、あ、…

Hello World!

この文章を読んでくれている人、こんにちは。 インターネットが高度な分散性を拡張していくのを目の当たりにして、おれはこの文章が1000年先の誰かに読まれる可能性があることを確信した。我々に「忘れられる権利」など存在しない、一度ネットに上げたデータ…

Chreey Bomb

コンビニで1リットル紙パックのお茶を買ったら「ストローお付けしますねー」とか言うから「お願いしまーす」って返したんだけど自席について袋あけたらストローじゃなく割り箸が入っておりました。いや確かに樹木も水吸い上げるけど。確かにおれ嘘つきでピノ…

Pasta! Pasta! Pasta!

週末の午後、小洒落たカフェでアロマの薫るコーヒーを飲みながらこれを書いている(荻窪のベローチェを小洒落ていると仮定した場合)。目に入るのは日曜日に身の置きどころがなさそうな老人ばかり。 (日本国内において)パスタを食べるときにスプーンを使う…

アポロ

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう アポロ11号は月に行ったっていうのに 人類はいつまでサラダをフォークで食べ続けるのか。もう2016年だ、先日バラク・オバマ米大統領が広島に訪問するという歴史的なできごともあった。なのに人類は未だにあの先の…

カレー味の猫

もう何年も前に今は亡きLAWSONストア100に吸収合併されたショップ99の店内で流れていたテーマソングが脳内再生されてうわうぜえ、他の曲にしよう、と脳内ライブラリからランダム再生したらニトリのテーマで限りなく目が虚ろになっております。「似たもの検索…

Black Cat

中野に「黒猫」というメイドカフェ的な店がある。プライバシーに配慮して一部磨りガラスだが、ガラス張りの店なのでそういかがわしいものではないようだ。 その店の前に、コーヒーの美味さをアピールする看板が立っていた。如何にこだわっているかが事細かに…