金属片やむなし

君の影を踏みに。

R18

今日はアダルトなことを書く。なので18歳未満のひとはここで読むのをやめて、ママのおっぱいでも吸っててください(直球の下ネタ)。ここからはオトナのおはなしです。あ、高木さんはマリファナでも吸っててください(直球の時事ネタ)。

http://togetter.com/li/1041499

女性視点で撮影されたAVが女性に不評だった、というおはなし。まあそうなんだろうな、と。

前にどこかで書いたんだけど、
「お前らAV見るとき誰に感情移入してんの?」
という問題。

AVの撮影についてはよく知らないが、普通の撮影現場には以下のような人たちがいる。

ディレクター
演者さん
カメラマン
照明さん
音声さん
メイクさん
および上記のアシスタントさん

あと現場に同席することはあんまないけど、プロデューサーとか脚本家さん(テレビだったら構成作家さん)とか。

AVを見るときに上記のいずれかに感情移入できるひとってかなりの上級者な気がする。たとえば自分がメイクのアシスタントだと想像して、ディレクターから「ちょっとテカリ抑えてくださーい」って言われて女優さんにサッと駆け寄るところを思い浮かべてしてゾクゾクするひとはいやもう本当にメイクさんになってください、としか言いようがない。絡みシーンでガンマイク向けてる自分を想像して「この自分では決して手を出せない感じがいいんだよ」とかもうすごい高みに到達してるんじゃねえか。

とはいえ女優さんに感情移入することもできない。なぜならおれは女性じゃないから。どんな感じなのか想像のしようがない。
かと言って男優に感情移入している訳でもない。そうじゃなきゃ「うわっこの男優キモすぎ!」とストップボタンを押す自分を説明できない。

「お前らAV見るとき誰に感情移入してんの?」

思えばなにがしかの作品を鑑賞するとき、「感情移入」は必ずしも必要ではないのだ。
よく「自分には合わなかった、主人公がクズすぎて感情移入できなかった」などということを言うひとがいるが、逆に問いたい。「ホントに感情移入してる?」

その昔、任侠映画を見た後に肩で風を切って映画館から出てくるひとたちがいたという。ジャッキー・チェンの映画を見てその気になってしまうひとたちがいたという。主人公と自分を重ね合わせた結果だ。もちろんそういった鑑賞のしかたもあろう。でもそうじゃない鑑賞のしかたもあるはずだ。

じゃなきゃおれが少女マンガを読んでて、オラオラ系の男子がふと弱みを見せたときにキュンキュンする現象を説明できない。おれはいったい誰に恋しているのだ。これは誰の視点だ。なんでおれは枯れたおっさんに萌えているのだ。おっさんかわいいよおっさん!!