金属片やむなし

君の影を踏みに。

地獄より愛を込めて

おのののか問題ってあるだろう。
苗字と名前がどこで切れるか、というアレだ。もし彼女の苗字が「おののの」だった場合、「おののの」か! と突っ込まなければならないが、奇しくも彼女の名前自体に「おのののか!」という隠されたエクスクラメーションマークが浮かびあがってくる。下の名前は「か」であり、「か」か! と突っ込むとする。レディーカカである。
……大丈夫かおれ、今回かなりひどいぞ。

続いてはしのえみ問題。橋幸夫という芸能人がいるのだから「はし・のえみ」であることもじゅうぶん考えられる。ノエミ・ギャラガーとしてOASISを再結成することも可能だ。
……強引すぎる、くだらないとお怒りの方もおられるだろう。ドント・ルック・バック・ミー・イン・アンガー。書いてるおれだってつらいんだ。これあと何人ぶん書いたらいいんだろう。

(ここで「名前 ひらがな 芸能人」でググる

……ググったところ敗色濃厚なのでこのへんでやめておくが、1点だけ付け足しを。
もしデーモン閣下が「デーモン閣・下」だったら「デーモン閣」か! と突っ込むこととなり、やはり「デーモン閣下!」と隠されたエクスクラメーションマークが浮かんでくることとなる。
そして閣下が聖飢魔IIを解散したあとソロ活動を始めた際の名義が「!」だったことを指摘しておく。

陰謀論へようこそ!

それとこれとの魔法

iPhoneで使っているBTキーボードが不調だ。いくつかのキーが反応しない。折りたたみ式なのでヒンジ部分での接触不良を起こしているのだろう、と両手で印を組み、物理魔法を掛けてみた。つまりこう、グイッとやってみたわけだ。
おれの魔法の腕もまんざらではないようで、無事動くようになった。この魔法のコツは「動くまでひねる」という圧倒的物理力である。ミシミシいっても気にしない。なぜならおれは魔法使いだから。

とは言えこの魔法も繰り返すうちに耐性が付くらしく、なかなか反応が悪くなってきた。
思えばこのブログをはじめたのもこのキーボードを買ったからだし、このブログをはじめるためにこのキーボードを買った。切っても切り離せない。ワイヤレスだけど。

っていうかBTキーボードってすごくないか。知らない人が見たら、「すごい! 線が繋がってないのに入力してる! 魔法みたい!」と驚くに違いない。いや驚くならスマホのほうに驚け。時代設定がおかしい。

という訳でBTキーボードをポチった。今日はおれの生誕祭なのでこれくらいはいいだろう。自分へのごほうびだ。
それからおれの生誕祭には豚を殺して生き血を飲む、という風習があるので、みなさまにおかれましては是非とも実行していただきたい。おれは飲まないけどな。

……君に魔法をかけてあげる(物理で)。

福島探訪

仕事で福島に行ってきた。

f:id:guru_guru:20170205152042j:plain 有名な山。

f:id:guru_guru:20170205152120j:plain 新幹線から降りると、福島駅の社員一同から疑問をぶつけられた。おれはなぜこれを貼り出しているのか疑問におもう。

f:id:guru_guru:20170205152151j:plain どこかノスタルジックな街なみ。

f:id:guru_guru:20170205152222j:plain 鮮魚店。
この店ではないが、魚屋が「しょっぱい紅鮭あります」とプッシュしていて東北の血を感じた。

f:id:guru_guru:20170205152307j:plain 魚店があれば当然肉店も。

f:id:guru_guru:20170205152336j:plain おれの知ってる楽器店とかなり異なる。

f:id:guru_guru:20170205152402j:plain 「北極みたいに冷えてるよ」とのことだが、左下に写っている白いものは雪である。そこまで冷やさないでほしい。

f:id:guru_guru:20170205152429j:plain 道すがら見かけた施術院の看板。
信夫グイグイくるなあ、のぶお。

f:id:guru_guru:20170205152458j:plain のぶおじゃなかった。ゴメンのぶお。

Ritual

このところ充電ばかりしている。

ここ数年で充電しなければならないものが大幅に増えた。iPhoneはもちろん、Androidタブレット3枚、Windowsタブレット、一眼(とスペアバッテリ)、BTキーボード、ビデオカメラ(とスペアバッテリ)、モバイルルータにノートPC…。仕事で使うものも含めるとざっと思いつくだけでこれだけある。毎日なにかしらを充電していて、果てには外出先で充電が切れたときでも充電ができるようにモバイルバッテリを充電していたりする。もう何がなんだか。

古いiPhoneもたまに充電している。もう使うことはないとは思うものの、通電すればまだ動くものをほったらかしにするのも忍びないではないか。
iPhone3gsのバッテリがヘタり切って、充電できなくなったときは、すこしかなしくて、すこしほっとした。

これはもう供養するしかねえと思うのですよ。

……と思いついたものの「携帯 供養」でググったらなんか出てきたのでもうやめる。最初っから内容や大筋を決めないで文章を書いているとこういうことがままある。パパはいらない。ふてくされて手垢の付きまくったギャグだって書こうというものだ。ナウなヤングにややウケ(自暴自棄)。

執着と安堵

いなば食品の「CIAOちゅ~る」のCMがあるだろう。たくさんのネコがぺろぺろしているだけの多幸感あふれるアレだ。「ウチのコも全国デビューさせたい!」なんて飼い主さんも多いのではないだろうか。

http://bit.ly/2jE77Nd

先日テレビを見ていたところ、画面に「いなば」のロゴと「食塩不添加」の文字が映った。さていつネコが出てくるのだろう、と見ていたらなんと人間用のツナ缶のCMであった。けっこうショック。

そう、CIAOを作っているいなば食品は「いなばのタイカレー」でおなじみのいなば食品であったのだ(正確にはペットフード事業は分社化している)。

そこでいなば食品は人間とネコのどちらに力を入れているのだろう、と調べてみた。CMのGRPである。
GRPとは「延べ視聴率(Gross Rating Point)」の略で、ざっくり言うと「どれくらいの人がCMを見たか」という数字だ(桃から生まれて鬼を倒しました、くらいのざっくり感)。

関東広域圏、10月1日から1月25日までのデータを週ごとのグラフにした。ちょっとアレなのでグラフの縦軸は隠させていただく。 なお人間を対象としたCM素材は「いなば缶詰製品」、ネコを対象とするのは「いなばCIAO」「いなば金のだし」「いなばCIAOちゅーる」とした。「俺だって毎日CIAO食ってるのに!」という方には申し訳ないが、今回はネコとして扱わせていただく。っていうかもうちょっとネコの自覚を持て。お前はネコだ。

ではグラフである。

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どうだ! 我が軍は圧倒的ではないか! いなばはニンゲンよりもネコを大切にする企業なのだ! 何? 買っているのはネコではなくて飼い主? ばかをいえ、ニンゲンは「買わせていただいている」のだ。
ネコ様が喜ばないならば飼い主は買わない。

ニンゲンはツナ缶でも食ってろ。

勇気

朝、電車でベビーカーを押して「こっち座ろっかー?」と女児を連れた男性を見かけました。これがイクメンかー、見上げたものだと思っていたところ、ふと目の端に彼が手にしていた飲みさしの缶チューハイが入ってきて、えっ朝から呑んでるの、と浮かびかけたモヤモヤをスキル「見なかったことに」を発動してキャンセル、心の平穏を保つことに成功いたしました。

小ネタ「赤ずきん the complex」

「おばあさんの耳は、どうしてそんなに大きいの?」
「……お前の言うことを良く聞くためさ、」
「おばあさんのお目々は、どうしてそんなに大きいの?」
「……。」
「おばあさんのお口は、どうしてそんなに大きいの?」
「……。」
「ねえねえおばあさんってば、おばあさんのお口はどうしてそんなに大きいの?」
「……なんでそんなことばっか訊くのッ!?」

これ全編書こうかな、とおもったのですが、物語冒頭で赤ずきんが「わかった、ママはパパがアタシに取られると思って嫉妬してるんでしょ!」と言った直後にママが「あんた本棚の澁澤よんだでしょ!」と突っ込んだあたりまで妄想してなんかもういたたまれない心持ちになったのでやめました。

寒い日が続いております。みなさまご自愛くださいますよう。

指弾

iPhoneが指紋を認識してくれない。
新規登録しようとしても、左右の指10本とも「この指紋は使えません」などと言われる。いよいよおれの生命力も枯れ果てる寸前か、と何かを達観したような気分になりかけるが、とは言え不便だよねえ、と。

しかたがないので指先以外の部分で登録してみた。具体的には指の第2節や指裏の関節などである。なんとか登録はできたのだけど、いずれも不安定で実用性に欠ける。他に使えそうな場所はないかと考えるも、iOS指紋認証はホームボタンを覆う必要がある。つくづく人間の身体というのは突起物がすくないのだな、とおもう。

鼻、牛の個体認識には鼻紋を使うらしいけど、人間の鼻には鼻紋がない。
唇、iPhoneにキスすんの? すげえナルシストっぽいんだけど。
舌先、新手の妖怪「電話舐め」と誤解される危険性がある。いや誤解されてもいいんだけどさ。
足指、靴下脱ぐよかパスコード入れる方が早い。 思いつく候補が次々と却下される。もう考えつく箇所が「パンツを脱ぐよりパスコードを」みたいな下ネタにならざるを得ない。脱がねえぞ。

もしかして故障なのではないか、と友人に渡してみたところ、その指は認証できた。じゃあ本格的におれが死にかけてんのか、と彼のiPhone7を触ったところ、ちゃんと認識してくれた。

つまりおれのiPhone6と友人のiPhone7を交換すればいいのだ。他に考えられる解決策は彼とおれの指を交換することだが、それは現実的ではない。指の移植手術に比べたらiPhoneの交換のなんと簡単なことか! 画面の割れたiPhone6と新品のiPhone7を交換だ!